【うつ状態】濾しとられた「嫌だったこと」

体調が少しずつ改善してきて体力が戻ってきて「何が一番嫌だったか」ということにだんだん気づき始めた。何が原因でうつ状態になったのか、とはまた別の話で、その過程で一番嫌だったこと、という話。うつ状態になるときは、複合的な理由が原因になっているし、しかもそれ自体を思い出すことも考えることもできなかったので、今回、絶対的に心に留めておく必要があるものに気づいたんだと思う。

結局、私が今のところ一番嫌だったのは「心ないことを言われたこと」だった。体力がなくなるほど働いたことでも、サービスしすぎたことでもなく、言われたことが心にこびりついて離れない。

その人は何の気なしに言っただけかもしれないし、私も自分の疲れからそれを重く受け止めてしまったのだと思っていた。でも、油が紙を通して濾されて行く間のような、さらりとした感覚はないものの、確実に体と心が濾過されて行った結果、「言われたこと」が残った。

嫌なものは、どんなに疲れていようが、元気でいようが、「嫌」で正解だったんだ。私の施された教育と価値観で感じたことは、私にとって正しかった。私は私の感じたことを「感情的」と思わず、「価値観」として判断してよかったんだ。

ただ、言われたことは消えないし、言ったことは消えない。だから、これからはできるだけ、嫌なことを言われたら「それは嫌だな」と意思表示することが必要だと思っている。そしてそれを相手にも許すこと。これを伝えない限り相手は同じことを言って来るし、「嫌だと思った」「嫌だと思われた」という事実がどんどん増えて行く。時には喧嘩するのだって必要なのかもしれない。

私は今、この濾しとられた「嫌だったこと」に少し心を支配されている感じがする。さらに悪いことに当の本人が近くからいなくなってしまったので殴ることも責めることもできない。イライラして、不愉快だ。
意思表示をしないとこれが何度も訪れることになる。

当面の感情は、きっと吐き出すことで楽になるとは思う。だから、今後は心に留めて、うまくこれを回避したいけど…できるかな。